解決事例

#5遺産の大半が不動産で評価に不服相続

事案

30代男性Eさん
相続

相続人が15名以上
遺産の大半が不動産であり、宅地、畑、山林など多様
調停、審判まで弁護士委任せず、審判での不動産の評価に不服があったため、弁護士に委任して即時抗告をした

結果

不動産の評価を見直した内容で和解が成立。審判より900万円程度取得分が増加した。

ポイント

相続人が多数の事案で、誰がどの不動産を取得するか、その不動産の評価をどのようにするかが争点となった事案です。
都市部に近い場所にある山林などは、不動産の評価が難しく、家庭裁判所での審判では、固定資産税評価額によって評価がなされました。
Eさんは、固定資産税評価額による評価では、他の相続人が取得する不動産が実際より低い評価になり不当であるとのことで、即時抗告のため当事務所に来られました。
事務所に来られた時点で、即時抗告の期限(2週間)が迫っていましたので、とりあえず「路線価」で計算した結果を理由として即時抗告を申し立て、追って、不動産鑑定士の先生にご協力いただき、不動産鑑定結果を提出しました。
その結果、Eさんが取得する相続財産を900万円程度増加した内容で和解が成立しました。